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September 28, 2006

●ハチミツとクローバー

hachikuro

とうとう最終巻。「ハチミツとクローバー」略して「ハチクロ」。映画も観てきました。

美術大学を舞台に、仲間の大切さや、恋模様や、自分の才能や生き方について迷う若者達の姿を描いています。最初はギャグがいっぱいで、ちょっとドタバタしている感があったのですが、次第にシリアスな場面が多くなり、そうなりつつ辛いこともあるけど、嫌な感じがしない。つらすぎない。こんなに支持されている一番の理由はもしかしたら、ひとりひとりの人間をとても丁寧にえがいていて、それぞれのキャラクターに共感やら反発を覚えることができるほどの人間くささが表現できているからではないでしょうか。あとは、やはり、今流行りの、どの漫画でもそういう傾向がありますが、センスのよさ。ちょっと古いけど、ハチクロの場合は、“「オリーブ」少女必見”といったところがあって、私が考える以上に幅広い年齢層に受けているのではないでしょうか。ただの少女マンガと思っていてはもったいない。最近、ドラマや映画の原作の多くが漫画だということ。それだけ、活字を読む人が少なくなったのか、それとも、小説家よりも漫画家の表現がよくなってきているからなのか…

ってちょっと真剣に考えてみたりして。amazonでは賛否両論でしたが、私は最後納得しました。現実にあまりにもショックが多い世の中で、これくらいの意外さはさして問題ないんじゃないかと。

一番共感できたキャラは「あゆ」かな。真山より野宮さんのがいい男なのに…。ばかなんだけどにくめないね。あとは「竹本くん」せつないね。青いね。

「ずっと 考えていたんだ うまく行かなかった恋に 意味はあるのかって 消えて行ってしまう もの は 無かった もの と 同じなのかって… 今ならわかる 意味はある あったんだよ ここに 君を好きになってよかった」

-時が過ぎて 何もかもが 思い出になる日は きっとくる(中略) 胸の中の 遠い場所で ずっと なつかしく まわりつづけるんだ…-

友人にすすめたら、「そんなせつなそうなの今読みたくない!」と断られました…

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